Mar 21 (Sat)

来週以降の戦術について考察してみたい。下記は、SPXオプションのImplied Vol (IV) である(ESオプションよりbid/askスプレッドが狭いのか、変な凸凹がないのでこちらを使う)。一番上の紫から下方に向かって、3/27, 4/3, 4/10,…と一週間ごとのexpiryを拾った。上がPUTで、下がCALLである。

まず、IVの絶対値がものすごいことになっている。100%ということは、1日の1σが7%近くになるが、実際目の前で起こっている実感 (or realized volatility) からそんなにズレてる訳でもない。例えば、木曜の引けから金曜の引けまでに5%上がってそこから10%も下がったりしている。

第二にスマイルが非常に急であり、第三に期限が近いものが極端に嵩上げされている。4週間先以降はだいぶ落ち着いて見えるが、VIXのterm structureは次のようになっている:

ものすごいcontangoだが、半年先でも30以上というのがなかなかすごい。

さて、このスマイルを利用して、Bear Put SpreadないしBear Put Ladderなどよいのではないかと思う(逆にBull Call Spread/Ladderは美味しくない)。ほんとに一週間先どこにいるかも分からないような状況なので、一週間以内のexpiryとすべきであろう。

例えば、水曜日期限のES PUTを見ると、$2200ストライクで$70、$2110ストライクで$35だから、初期費用ゼロで、1:2のBear Put Ladderが張れる。この場合、break evenは$2020、つまり金曜日の引けから約10%落ちたところ、となる(うーん、これでもちょっと安心できるレベルではないな)。もう少し下の方で探すと、$2170/$2060あたりか (break evenは$1950)。

初期投資ゼロで1:3のポイントを探すと、$2200/$2065 or $2170/$2020といった辺りか。Break even pointが大して下がる訳でもなく、リスクが大きくなるので、これはちょっとやめた方が無難だろう。

今持っている月曜期限の$2230 PUT売りがOTMで終われば、金曜期限の$2200 PUT買いだけ残るので、それと最初の1:2 Bear Put Ladder ($2200/$2110)を組み合わせれば、リスクゼロになる。この場合、ESが$2110を割れば、$180 (x50 = $9,000)のmax profitとなる。

本当に急落した場合は当然、急激なdead cat bounceが予想される。それをうまく取りに行く方法も引き続き考えてみようと思う。