Feb 1 (Fri)

月初めということで朝方、米国労働統計局の雇用統計発表。非農業雇用者数が予想を大幅に上回ったほか、労働参加率も上昇。失業率は0.1%増えたが、誤差だとも連邦政府一部閉鎖の影響とも。賃金上昇率も加熱の兆候は見られず、まだまだ行けそう、ということで楽観が広がった。

発表直後に株価指数は一瞬急上昇したが、既に色んな楽観を織り込みまくってしまっているのでS&Pで0.4%にもならぬ程度。

さらに1時間後にはPMIの発表。こっちもよい数字で、ついでに先月分まで上方修正のおまけ付き。ここでもS&Pは0.4%程度のジャンプ。一度ジャンプして戻りまたジャンプという感じだったので、両方合わせても0.6%くらい?結局、他のノイズに埋もれてしまう程度のどうでもよいものであった。

NADAQは若干下げ気味。エクソンとシェブロンが好決算だったことがS&Pを支えた感じで、こちらはほぼ横ばいのままフィニッシュ。

この雇用統計を手放しで喜んでいる者がいるのかどうか分からない。だが、CNBCやBloombergのコメンテータの論調は概して、昨年末の景気後退不安は完全なフェイクであることがはっきりした、景気はまだまだ堅調、というもの。ここに米中貿易協議の進展があれば、株価は更に上に向かうだろう、と。

先日の会見でパウエルは、イエレン時代の雇用データ重視から、インフレデータ重視に軸足を移す的なことを述べた(経済学的には、フィリップス曲線を無視・否定するということになるが、それ自体は何を今さらな話だ)。したがって、雇用統計がいかにフィーバーしてもそれでFedが利上げに向かうことはない、というロジックが導き出される。一方で、インフレ率は安定しているわけで、いったい何を心配することがあるだろうか?

だが、そのフェイクニュースに(市場の反応を介して)一番振り回されたのは他ならぬパウエル/Fedである。パウエルは就任以来、市場の一挙手一投足など意に介さぬかのような姿勢を貫いていたが、昨年末の株価暴落という最初の試練(2018年2月の暴落はちょうど就任した時点なので試練になってない)であっさりと方向転換してしまった。

突き詰めればパウエル/Fedの今週の回れ右は、12/24に対するリアクションでしかない。要は1ヶ月遅れなのである。1ヶ月経つうちに、今度は楽観的なデータが出て、市場もまた楽観方向に振り切れている。ということで、遅かれ早かれFedはまた逆方向に方向転換することになるだろう。Fedのいう「データによる」(data dependent)というのは、そういうことだ。回れ右を回れ右と指摘されないように先回りして張った予防線以上でも以下でもない。実際、次どっちに転ぶか分からない、とパウエルは強調している(笑)

いつまでたっても新規雇用者数が増え続けているので、まだまだ行けるとみんな思っているわけだが、実態は、雑巾を絞りきったと思ってもう一捻り、あと一絞りとやってるのにまだまだ水が出てくるし、これなんか変じゃね〜(笑)という状況であり、なぜこんな状況なのか誰も説明できない以上、いつこの状況が終わってもおかしくはない。まだまだ絞り続けられるとしても、だんだん先細りになっていくのは火を見るよりも明らかだろう。

今日は国債の利回りが上昇した。パウエル会見後に下げた分の半分戻している。

/ES Open PositionsOpen P/LIntrinsicPremiumDelta
/ES SELL x11-161,800N/AN/A-11
2550 PUT 0331 x2-602,0690.38
2520 PUT 0430 x418906,0390.8
2350 PUT 0430 x41,53904,0890.35
TOTAL-160,079012,197-9.47

/NQ Open PositionsOpen P/LIntrinsicPremiumDelta
/NQ BUY x1121,317N/AN/A11
7000 CALL 0331 x2-2,56603,194-0.9
6900 CALL 0228 x2-2,04602,634-1
6900 CALL 0228 x2-1,92602,754-1
6800 CALL 0228 x2-3,646-3,2163,354-1.25
6800 CALL 0208 x2-2,906-3,2162,134-1.34
6800 CALL 0228 x2-3,746-3,2163,254-1.25
6800 PUT 0208 x257402,0540.63
6770 CALL 0215 x2-3,466-4,4162,864-1.41
6750 CALL 0208 x2-3,376-5,2162,434-1.68
6750 PUT 0215 x234402,2740.58
6750 PUT 0215 x234402,2740.58
6710 CALL 0208 x2-4,376-6,8162,614-1.94
6600 PUT 0228 x23402,0340.43
TOTAL-5,436-26,09433,8771.45

Closed PositionsRealized P/LFees
/ES 2440 PUT 0331 x283614.10
/ES 2440 PUT 0331 x287116.92
TOTAL1,70631.02

PerformanceOpenHT Open(*)ClosedMTDYTD
2/1-165,515-120,5041,7061,706147,297
1/31-168,973-117,65726,031145,590145,590
1/30-135,462-93,17839119,559119,559
1/29-129,231-76,6925,175119,520119,520
1/28-124,188-75,7290114,346114,346
1/27-126,313-73,2502,332114,346114,346
1/26-127,503-64,9100112,013112,013
1/25-127,503-64,9102,931112,013112,013

(*) HT Open refers to Hypothetical Terminal Open, where P/L for an option is calculated with [premium] – [intrinsic].